玄関を入ると、まず広がるのは大きな土間。
その正面には中庭を設け、大きな窓から差し込む陽の光が、室内に静かな陰影を描きます。
2Fへ上がると、勾配天井による広がりと視線の抜けが生まれ、空間をより開放的に感じさせます。
シンプルな構成だからこそ、LDKでは一つひとつの素材の表情が際立ちます。
メープルの無垢フローリング、シナ合板の壁、クリ集成材で造作したカウンターや手すり。
異なる素材がそれぞれの質感を持ちながら調和し、木の温もりを感じる、
やさしく心地よい空間をつくり出しています。
階段には、クリ集成材による造作手すりを設けました。
空間をやわらかくつなぐとともに、1Fと2Fのどちらからも自然光を感じられるよう、
光の入り方にも配慮しています。
造作の洗面化粧台やトイレにも、シナ合板とクリ集成材を採用。
住まい全体で素材を揃えることで、空間に統一感をもたせています。
ここにも自然光が届くよう、光の入り方を工夫しています。
素材の選び方から納まり、光の入り方、そして手で触れたときの質感まで。
余計なものを足さず、一つひとつを丁寧に考える。
木と光、そして余白。
それぞれが静かに響き合う、心地よい住まいです。